"0"と"O"が分かりにくいと思われます。ご注意ください。
また、"-"と"_"はどちらでもOKです。この解説では"-"を使っていきます。
0abcとは
なるべく冗長性を排除した言語です。twitter(Xとも呼ばれる)などの文字数が制限されている環境や、パスワードやユーザーIDなどに使うことを想定して作りました。
文字数の短さでいえば漢字などの表音文字を使う言語にはかないません…(全角文字を半角文字の2倍としてカウントすれば勝てます!)
例文!
"i7IWm-swwxQ"
/ipeiːpuːɴtuːmaɴsapupunukuː/(ɴは撥音)
「あなたはこの例文を読めますか?」
文字と発音
この言語の最大の特徴はラテン文字・アラビア数字を音節文字として利用することです。もっともアラビア数字は表意文字も兼ねてますが。
人工言語ボアーボムからインスピレーションを受けました。
★ラテン文字でなくても、
①26文字以上ある
②大文字と小文字が区別できる
③数字と文字が別の形
である文字であれば表記可能。
音素
子音10個、母音5個。
子音
両唇 | 唇歯 | 歯茎 | 後部歯茎 | 硬口蓋 | 軟口蓋 | 声門 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
破裂音 | p | t | k | ||||
鼻音 | m | n | |||||
摩擦音 | f | s | |||||
接近音 | (w) | l | (j) |
wとjは母音連続を避けるために挿入されるだけです
有声無声の区別はありません
母音
前舌 | 中舌 | 後舌 | |
---|---|---|---|
狭母音 | i,iː | u,uː | |
半狭~半広母音 | e | o | |
広母音 | a,aː |
ラテン文字との対応
五十音表風になってます
p | t | k | f | s | m | n | l | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
a段 | a | p | t | k | f | s | m | n | l |
i段 | i | b | d | g | v | z | e | y | r |
u段 | u | w | c | q | h | j | o | x | 0 |
e段 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
注意
・語中・語末で"a"は[wa]、"i"は[wi]、"u"は[ju]、"2"は[we]と発音
・大文字だと長母音
数の読み方
0abc語では、数を表す場合は最初に"0"を置きます(数以外でも数字を使うので…)。
また数ではない場合は下のようには読まず、数字を一文字ずつ読んでください。
' | p | t | k | s | f | m | n | l | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
o段 | 無 | 千 | 百万 | 十億 | 一兆 | 千兆 | 百京 | 十劾 | 小数点 |
"1,000"の","の読み方が変わる というイメージです(?)
数字は3桁ごとに区切って読みます。
"0"を読むので、十、百に対応する語はありません。
序数詞は "数字-",基数詞はそのまま数字。
例
0100 /luelulu/
01,111 /luepowewewe/
0240,000,000 /lupekelupo/
00.1 /luefa/
03.14 /lutewekema/
一垓(一兆の一万倍):/eposo/
記号(特殊音素)
記号 | 読み |
---|---|
- もしくは _ | N |
-- もしくは __ | NN |
/-/は日本語の"ん"と同じで、逆行同化する鼻音です。
「" __ "と" _ "の違いが分かりにくいのでは」
読めなくてもその文は「解釈次第では意味が異なる」レベルまでにしか意味は変わりません。
アクセント
語頭の音節におく。
これらを覚えるまで次に進まないことを推奨します。"ラテン文字と数字と記号の羅列"のままだと頭に入ってこないと思われます…
文法
SVOの孤立語、前置修飾。活用は無い。主語は省略不可(仮主語u/zを置くことがある)。
品詞
・名詞はすべて小文字
・固有名詞や数詞は"0"で始まり、すべて小文字
・動詞はすべて大文字
・動名詞は"0"で始まり"g"で終わり、すべて大文字※0は文頭で省略、gは文末で省略。
目的語を含むとき動名詞は0で始まり,Ggで終わる。※Ggは文末で省略。
・接辞は数字か、もしくは"-"がつく
・動詞の連体形は「すべて大文字で"-"で終わる」
・形容詞"-"で終わる
・従属接続詞は"0"で始まり、全て大文字(だからといって0で始まり全て大文字なら従属接続詞というわけではない)
・副詞は"1"で始まり、全て大文字のもの(後置する、主に動詞を修飾)と,小文字で"-"で終わるもの(前置する,主に形容詞を修飾)がある。
動名詞について分かりにくいんで解説
0TBlzGg.(0 食べる ご飯 Gg)
"ご飯を食べること"
のように、0とGgで挟む感じ。
語順
(主語)動詞(目的語)の順です。
目的語は省くことも可能です。
主語は省かないでください。
動詞の活用
活用は無くしました。コピュラ動詞はUです
修飾
基本は前置修飾で、修飾語はすぐ直後の単語を修飾します。
修飾の規則
・修飾語と被修飾語の間には普通は"-"を入れます。
・"--"は修飾のまとまりを作る(トキポナのpiと同じイメージ)
・(先行詞)G(関係節)H [関係節の主語=先行詞ではない]
・(先行詞)0(関係節)H [関係節の主語=先行詞]
※Hは文末で省略可能 という文型をつくることもできます。
動詞接辞
接頭辞 | 意味 | 1 | 副詞化 |
---|---|
Q- | 推量 |
N(N-) | 否定 |
接尾辞 | 意味 |
---|---|
K(-K) | 過去 |
6 | 未来 |
7 | 可能 |
8 | 使役 |
9 | 受身 |
-N | 完了 |
-G | 継続 | -Q | 願望 |
などなど
名詞接辞
接頭辞 | 意味 |
---|---|
1 | 道具「~で」 |
2 | 場所「~で」、状況「~において・~にとって」 |
21 | 場所「~の前で」 |
22 | 場所「~の後で」 |
23 | 場所「~の中で」 |
24 | 場所「~の外で」 |
25 | 場所「~の横で」 |
26 | 場所「~の上で」 |
27 | 場所「~の下で」 |
28 | 時間「~の時」 |
3 | 共同「~と共に」 |
4 | 起点「~から」 |
5 | 対象「~に、~へ、~のために」 |
51 | 到達点「~まで」 |
形容詞接辞
接尾辞 | 意味 |
---|---|
b-形容詞 L 比較対象 | 比較級 |
1形容詞 L 範囲 | 最上級 |
v-形容詞 L 比較対象 | 劣等比較級 |
1v- 形容詞 L 範囲 | 劣等最上級 |
接続詞
(名詞の後ろに置く語)
意味 | |
---|---|
C | 列挙「~も」 |
(名詞と名詞/動詞と動詞の間に置く語)
意味 | |
---|---|
H | 列挙「~と…」 |
Q | 選択「~か…」 |
C | 列挙「~も…も」 |
L | 範囲「~から…まで」 |
(文頭もしくは文と文の間に置く語)
意味 | |
---|---|
0S | 順接「~そして…」 |
0G | 逆接「~しかし…」 |
0J | 条件「~ならば…」 |
0R | 理由「~なので…」 | 0V | after「~の後…」 | 0D | before「~の前…」 |
命令文や疑問文、終助詞
文末に何か文字を置くことで表されます。
置く文字 | 意味 |
---|---|
Q | 疑問 |
X | 命令 |
B | 感嘆 |
0 | 意思 |
1 | 話し手への敬意 |
2 | 第三者への敬意 |
3 | 断定 |
4 | 確認(~よね) |
5 | 不確実 |
6 | 知らせる(~だよ!) |
挨拶
ufu おはよう
qyd こんにちは
qpf こんばんは
KSi ありがとう
QMi ごめんなさい
cul おやすみなさい
shn さようなら
話法
直接話法:"か'で区切る
間接話法:"g-"+ S V O
例:aIUg-I
その他
動名詞の特殊な用法
動名詞+"-G"名詞という修飾
例:0AtmG-dz「卵を持つ料理=卵を使った料理」
例文
不思議の国のアリスの冒頭より
アリスは川辺でおねえさんのよこにすわって、なんにもすることがないのでとても退屈しはじめていました。
を翻訳↓
0arjJAKkfl-Pzt-IK0SuJL-gNUK0RuFZK1MZvm.
発音:luwalisu suːwaːkaː kafalanpaː sitan'wiːkaː lusaː usuːlaːnki naːn'juː luliː ufaːsiːnkaː emaːsiː fima.
ひらがな転写:
るわりす すーわーかー かふぁらんぱー したんうぃーかー
るさーん すーらーんき なーゆーかー るりー うふぁーしーんかー えまーしー ふぃま。
直訳:アリスは川辺で姉の横に座って、そして彼女はすることが無いので、彼女はとても退屈しはじめた。
実は単語は日本語(一部英語)の形を変えて(不規則)作っています。